テレビ台動く

テレビ台選びの新常識！動くタイプ解説

テレビを置く場所といえば、リビングの壁際が定番ですよね。そして、それに合わせて選ぶのが据え置き型のテレビ台。お気に入りのデザインを見つけて、「よし、これで完成！」と思っている方も多いのではないでしょうか。

でも、ちょっと待ってください！もしかしたら、そのテレビ台選び、少しだけ「古い常識」にとらわれているかもしれません。
近年、テレビ台の世界では、ただテレビを置くだけではない、もっと自由で、もっとあなたの生活に寄り添ってくれる「新しい常識」が生まれつつあります。それが、今回ご紹介する「動くテレビ台」です！

「え？動くテレビ台？キャスターが付いててコロコロ移動できるやつ？」

そう思った方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、キャスター付きのテレビ台も「動く」テレビ台の一つです。掃除や模様替えの際にサッと移動できるのが便利ですよね。
ですが、私が今日ご紹介したい「動くテレビ台」は、キャスターで床を移動するタイプだけではありません。もっと根本的に、その「カタチ」や「サイズ」自体を自由に変えられる、文字通り”変幻自在”なテレビ台のことなんです！

具体的には、

横幅をグーンと伸ばしたり縮めたりできる「伸縮機能」
左右のパーツをくるっと回して角度をつけられる「回転機能」

これらを備えたテレビ台のことを指します。そう、一般的に「伸縮テレビ台」や「コーナーテレビ台」とも呼ばれるタイプこそが、まさに「動くテレビ台」の新常識なんです。

この「動くテレビ台」を知ることで、あなたの部屋のレイアウトの可能性はグッと広がり、今まで諦めていたテレビの配置も実現できるようになるかもしれません。

従来のテレビ台では難しかったこと

従来の固定式テレビ台は、一度置いてしまうとサイズもカタチもそのまま。もちろん、デザインが豊富で収納力に優れたものもたくさんありますが、以下のような悩みを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか？

部屋のサイズにピッタリ合う幅のテレビ台が見つからない
引っ越しで部屋の広さが変わったら使えなくなるかも…
部屋のコーナーにテレビを置きたいけど、専用の台がない
模様替えでテレビの位置を変えたくなっても、テレビ台が対応できない
狭い部屋だと、壁面に置くと圧迫感がある…

特に、最近のマンションやアパートは間取りが多様化していますし、ライフスタイルの変化で引っ越しすることも少なくありません。そんな現代の暮らしにおいて、固定式のテレビ台では対応しきれない場面が出てくるのも当然ですよね。

「動くテレビ台」のすごい機能とメリット

そこで登場するのが、今回の主役「動くテレビ台」です！このタイプのテレビ台がなぜ「新常識」となりうるのか、その魅力的な機能とメリットを深掘りしていきましょう。

メリット１：部屋のサイズに合わせて「幅」を自由に変えられる！【伸縮機能】

これが「動くテレビ台」の最も分かりやすい特徴かもしれません。土台となる下台の上に、テレビを置く上台（またはその逆の場合も）がスライドする構造になっており、この上台を横にスライドさせることで、テレビ台全体の横幅を簡単に変えることができます。

例えば、幅100cmから最大200cmまで伸縮できるタイプなら、コンパクトに使いたい時は100cm程度に縮めて、広い壁面に置きたい時や大きなテレビを置く時は200cm近くまで伸ばす、といった使い分けが可能です。

この伸縮機能の何がすごいかって、

お部屋の壁面サイズにピッタリ合わせられる: 左右の壁との間に隙間なく設置することで、見た目がスッキリし、ホコリもたまりにくくなります。まるで造り付け家具のように見せることも可能です。
テレビサイズが変わっても対応しやすい: 将来、もっと大きなテレビに買い替えたくなったとしても、テレビ台の幅を広げれば対応できる場合が多いです。（もちろん耐荷重の確認は必須です！）
引っ越しにも強い: 今の部屋にはピッタリでも、次の部屋では広すぎたり狭すぎたり…という心配が減ります。新しい部屋のサイズに合わせて伸縮させれば、引き続き愛用できる可能性が高まります。これは本当に助かりますよね！

このように、部屋やテレビのサイズ、そしてライフスタイルの変化に柔軟に対応できるのが、伸縮機能の最大のメリットです。

メリット２：壁面にもコーナーにも対応！「配置」の自由度が圧倒的！【回転機能】

「動くテレビ台」のもう一つの素晴らしい機能が、左右のパーツを回転させられることです。土台となる下台と、その上に乗る上台（または左右に分かれたパーツ）が、ある一点を中心に回転できるようになっています。

この回転機能を使うことで、テレビ台の配置の可能性は飛躍的に高まります。

リビングの壁面にフラットに設置: パーツを直線に並べれば、一般的な壁面設置として使えます。
部屋のコーナーを有効活用: 下台に対して上台を垂直に配置したり、パーツをL字型に配置したりすることで、部屋のデッドスペースになりがちな「角」にテレビを置くことができます。コーナーに置くことで、お部屋の動線が確保しやすくなり、空間を広く使える効果も期待できます。
L字型に配置してパーテーション代わりに: 例えば、リビングとダイニングを区切りたい、なんて時には、テレビ台をL字型に配置して簡易的な間仕切りとして使うことも可能です。テレビ周りの収納と空間の間仕切りを一台でこなせるなんて、賢いと思いませんか？
窓の下に置く: 低めの設計のものが多いため、窓の下に置いて圧線のないスッキリした景観を保ちつつ、テレビを設置することも可能です。（ただし、日差しによる画面焼けなどには注意が必要です）

このように、回転機能があることで、従来のテレビ台では難しかった様々な場所にテレビを設置できるようになります。お部屋のカタチや広さ、そしてあなたのライフスタイルに合わせて、最も使いやすい配置を選べるのが大きな魅力です。

メリット３：模様替えやレイアウト変更が簡単！

伸縮機能と回転機能があるということは、つまり、テレビ台のカタチを比較的簡単にかえられるということ。これにより、模様替えやレイアウト変更が非常にスムーズに行えます。

「ちょっと気分を変えて、テレビの位置を壁際からコーナーに移してみようかな？」「ソファの配置を変えたから、テレビ台の向きも調整したいな」

そんな時でも、「動くテレビ台」なら、買い替えたり大掛かりな工事をしたりすることなく、テレビ台を伸縮・回転させるだけで対応できてしまうんです。お部屋の雰囲気を手軽に変えられるのは、暮らしを楽しむ上で嬉しいポイントですよね。

「動くテレビ台」を選ぶ際のポイント

さて、魅力いっぱいの「動くテレビ台」ですが、いざ選ぶとなると種類も豊富で迷ってしまいますよね。ここでは、失敗しないための選び方のポイントをご紹介します。

設置場所を具体的にイメージする: まず、テレビ台をどこに置きたいか（壁面かコーナーか、特定の壁面サイズに合わせたいかなど）を具体的にイメージしましょう。これにより、必要な伸縮の幅や回転角度があるかを確認できます。
テレビサイズと耐荷重を確認！: 最も重要なポイントの一つです。お手持ち、または将来的に購入予定のテレビのサイズと重さを確認し、テレビ台の「天板耐荷重」がそれを上回っているかを必ずチェックしてください。特に、最大限に伸ばして使用する場合の耐荷重も確認しておくと安心です。
伸縮・回転の可動域: どのくらいの幅まで伸びるのか、何度まで回転できるのかなど、製品ごとの可動域を確認しましょう。想定している設置場所やレイアウトに合うかどうかが重要です。
収納力をチェック: テレビ周りには、レコーダーやゲーム機、ソフト、リモコンなど、意外と物が多くなりがちです。引き出しやオープンラック、扉付き収納など、必要な収納スペースがあるかどうかも確認しましょう。伸縮・回転させることで収納スペースのレイアウトも変わる場合があるので、様々な配置を想定して収納の使い勝手を考えると良いでしょう。
素材とデザイン: お部屋のインテリアに合う素材やデザインを選びましょう。木製、ガラス製、モダンなもの、ナチュラルなものなど、様々なスタイルがあります。また、伸縮・回転させる構造上、いくつかのパーツに分かれていることが多いため、その継ぎ目なども考慮してデザインを選ぶと失敗が少ないです。
配線処理: デッキ類を収納するスペースにコード穴があるか、裏側に配線をまとめるスペースがあるかなども確認しておくと、設置後の配線処理がスムーズになります。特に、回転させて使う場合は、配線が引っかかったり絡まったりしないような工夫がされているかどうかもチェックポイントです。

「動くテレビ台」のデメリットと注意点

良いことずくめのように見える「動くテレビ台」ですが、いくつか注意しておきたい点もあります。

安定性: 固定式のテレビ台に比べると、伸縮・回転させる構造上、若干安定性が劣る可能性があります。特に、最大限に伸ばして使用する場合や、L字型に大きく回転させて使用する場合は、耐荷重を守り、上に重いものを集中させすぎないように注意が必要です。小さいお子さんやペットがいる家庭では、転倒防止対策なども検討するとより安心でしょう。
お手入れ: パーツが分かれていたり、スライドする構造になっているため、隙間にホコリがたまりやすい場合があります。定期的にお手入れをするようにしましょう。
組み立て: 製品にもよりますが、固定式に比べてパーツが多かったり、構造が複雑だったりするため、組み立てに少し時間がかかる場合があります。

これらの点に注意すれば、「動くテレビ台」のメリットを最大限に活かすことができるはずです。

「動くテレビ台」活用例

具体的に「動くテレビ台」がどんな風に活躍するのか、いくつか例を挙げてみましょう。

例１：マンションのリビングで壁面いっぱいに！ 「リビングの壁の幅が250cmあるんだけど、市販のテレビ台だと中途半端な隙間ができちゃう…」 → 幅150cm〜250cmまで伸縮するタイプの「動くテレビ台」を選べば、壁面に隙間なくピッタリ収まり、まるでオーダーメイドのようなスッキリした見た目に！収納力もアップして、生活感が出やすいテレビ周りも片付きます。
例２：一人暮らしのワンルームでコーナー活用！ 「狭い部屋だから、壁面にテレビ台を置くと圧迫感があるし、ソファからの距離も近すぎる…部屋の角なら置けそうだけど、専用の台はデザインが少ないし…」 → 回転機能付きの「動くテレビ台」を選べば、部屋の角にL字型に配置が可能！デッドスペースになりがちな角を有効活用できる上、ソファからの距離も適切に保てます。お部屋も広く感じられますよ。
例３：ダイニングとの仕切りに！ 「リビングとダイニングが繋がっている間取りだけど、少し空間を区切りたいな…」 → 回転機能を使ってテレビ台をL字型に配置し、ダイニング側から少し隠すように設置。テレビを見やすくしつつ、空間の仕切りとしても機能させられます。オープンラック部分に観葉植物や雑貨を飾れば、おしゃれなパーテーション代わりにもなります。

いかがですか？「動くテレビ台」なら、あなたの「こうだったらいいな」を叶えることができる可能性が広がります。